RIZINの榊原信行実行委員長(54)が19日、山本“KID”徳郁さんの生前の闘病生活について語った。榊原氏は、事前にKIDさんの父・郁栄氏の了承を得た上で、フジテレビの「ノンストップ!」のインタビューに答えた。KIDさんが2年以上前に胃がんが見つかったことや、病気であることが発覚しないように地方で治療を続けていたことを明かした。

榊原氏は「カミングアウトした方が楽なんじゃないか」とがんの公表を勧めたこともあったという。しかし、KIDさんは「とにかく自分はもう1回リングに復帰するんだから」と公表を拒んだという。今年2月ごろから病状が悪化し、グアムの末期がん治療の病院に移ったこと。その病院に自宅から車いすで通院していたことなどを語った。

榊原氏は、RIZINのサイトで「残された我々はKID選手のファイティングスピリットを継承し、これからも全力で日本の格闘技界の発展の為に精進して参ります」と公式コメントを発表。今日20日に、都内の事務所で会見する。