総合格闘技団体RIZINの榊原信行実行委員長は20日の都内で会見し、10日後に迫ったRIZIN13大会(9月30日、さいたまスーパーアリーナ)で18日に死去した総合格闘家の山本“KID”徳郁さん(享年41)のために何らかの追悼セレモニーを行う考えを明かした。

KIDさん自身は米総合格闘技UFCとの契約があり、RIZINには選手として参戦していないものの、姉美憂や美憂の子供でおいの山本アーセンを指導するトレーナーとしての立場で関係してきた。

榊原実行委員長は「格闘技界の発展に尽力した同志として最大限のことをやりたい。何をやるかはKIDさんのご家族のご意向も踏まえてやれたらと考えている」と説明した。

大会開始前の祈念や10カウントゴング、献花などが考えられ「ファンのメッセージをご家族に届けるとか、ファンと思いと同じ立ち位置で検討していきたい」と話した。 またKIDさんが当初、医師から余命が6月末までと告げられていたことも明かした榊原実行委員長は「父郁栄さんも『3カ月、よく頑張ってくれた。すごく誇れる息子だ』と話していました」と口にした。