WBO世界フライ級王者木村翔(29=青木)が名古屋メシをエネルギーにする。24日の名古屋でのV3戦を控え、22日は同市内のCBCで予備検診が行われた。木村はリーチで5・5センチなど、同級1位田中(畑中)を体格で上回った。新幹線で乗り込んだが「減量も苦労ない。家出る時であと2キロ」と余裕だった。

日サロに2回行き、髪もシルバーに染め、決戦への準備も整えてきた。世界戦は4試合目で、V1戦以外は敵地か海外にも「ここは日本。応援にも約200人来てくれる」と意に介していない。

「今日だけおとなしくして、しっかり計量をクリアしたい」。1日だけ絶食も、何より「計量後の食事が楽しみ」と話す。昼はうなぎのひつまぶし、夜もみそ煮込みうどんと決めている。「うなぎは好物。赤だしも好き」と舌なめずり。名古屋メシを満喫し、リングでは田中を料理する。