挑戦者の同級1位田中恒成(23=畑中)が判定2-0で王者木村翔(29=青木)を下し、12戦目の世界最速タイで3階級制覇を成し遂げた。序盤から激しく打ち合い、序盤は田中が主導権を握り、スタミナに自信を持つ木村が後半に盛り返す。ダウンシーンこそなかったが、見応え十分の打撃戦。ジャッジは1人がドロー、2ポイント差、4ポイント差の小差で支持された田中が接戦を制した。

「気持ちの勝負。弱気になったら負けと思っていた」と新王者。プロ12戦目の3階級制覇は、ウクライナのプロシェンコに並ぶ世界最速。今後に向けては「まじ疲れたんで休みたい。もっともっと強くなりたい」と誓った。