WWEヘビー級王者AJスタイルズが南半球で王座防衛に成功した。

挑戦者サモア・ジョーとカウントアウトなし、ノーDQ(反則裁定なし)で再戦。前回の王座戦は疑惑判定、さらにジョーの度重なる家族への挑発で遺恨を深めた両者の対決はゴング前から殴り合ってヒートアップした。

巨体のジョーからトペ・スイシーダやショルダータックルで攻め込れると、負けじと王者も得意のフェノメナルフォアアームやフェノメノンDDTで反撃。さらにジョーが持ち出したはずのテーブルに、AJスタイルズがジョーを担いで投げとばした。負傷した相手の左足を非情攻撃。カーフ・クラッシャーや450度スプラッシュを左足に決めて追い詰めた。

動きが鈍るジョーにコキーナ・クラッチで苦しめられたものの、体を反転させて回避し、流れるように再びカーフ・クラッシャーで左足を絞め、ギブアップを奪った。王座防衛したAJスタイルズは11月3日のPPV大会クラウン・ジュエル(サウジアラビア)で、次期挑戦者決定戦でザ・ミズを下した元WWE世界ヘビー級王者ダニエル・ブライアンと防衛戦に臨むことが決まった。