世界ジュニアヘビー選手権は、王者近藤修司(W-1)が挑戦者の佐藤光留を退け、初防衛に成功した。

近藤は、痛めている右肘を徹底して狙われる苦しい展開。佐藤のキックに加え、腕ひしぎ逆十字固めを何度も掛けられた。悲鳴を上げながらも耐えた近藤は、持ち味のパワーで佐藤の体を何度もマットにたたきつけた。最後は右腕から放ったキングコングラリアットで佐藤を1回転させ、死闘に決着をつけた。

近藤は「戦前から削り合いだと言ったけど、右肘の内側(靱帯=じんたい)は試合前から伸びていた。世界ジュニアでそんな言い訳はできない。世界ジュニアを取ってから、オレはベルトにも全日本にも誇りを持っている。でも、自分で自覚を持って、このベルトを巻かなきゃいけない人間がいるんじゃないの? 岩本(煌史)、お前が自覚もってやるなら、オレのベルトを取りに来い!」と、前王者の岩本を次期挑戦者に指名した。