ボクシングWBO世界スーパーフェザー級王者伊藤雅雪(27=伴流)が15日、年末に国内開催濃厚の初防衛戦に備えた「競輪トレ」を打ち上げた。13日から静岡・清水区で肉体強化の合宿に入り、フィジカル面を指導する吉田達矢トレーナーのもと、低圧低酸素ルームで自転車をこぐなどの練習メニューを消化。伊藤は「動きがぶれなくなっている」と手応えを口にした。

競輪選手をはじめ、サッカーJ1清水の金子翔太、村田和哉らのフィジカル面も指導する同トレーナーは「競輪選手とボクサーの練習は似ている。体重を増やさずに最後まで出し切る力が必要。良い数字が出てくるようになった」と太鼓判を押した。今月下旬からスパーリングを開始予定。来月10日に渡米し、約1カ月間のロス合宿で最終調整する伊藤は「次戦が大事。アピールして良い新年を迎えたい」と意欲的だった。