新日本プロレスなどで活躍した谷津嘉章(62)が、10年ぶりに後楽園ホールのリングで復活した。

10年11月に引退したが、その後地方プロレスなどで復活。この日は、かつての盟友、藤波辰爾(64)の要請を受け、第4試合にヒロ斉藤と組んで、新崎人生、新井健一郎組と対戦した。

元レスリングの日本代表としてモントリオール五輪に出場しただけあって、新井とのグラウンドでの腕の取り合いなどで会場を沸かせた。全盛期から体はしぼんだが、時折見せる動きのキレは往年の姿をほうふつさせた。

試合は、ヒロ斉藤が新井に得意のセントーンを決め勝利。谷津は「後楽園は10年ぶりぐらい。プロレスの聖地だから、新人のデビュー戦みたいな感じだった。今日はちょっとした小手調べ。藤波とシングルでやりたいね」と意欲を見せていた。