全日本プロレスは21日、横浜文化体育館大会の試合前に、18日に心臓病のため亡くなった故ディック・スレーターさん(享年67)の追悼セレモニーを行った。

スレーターさんは、74年8月に全日本に初来日。ジャンボ鶴田らと名勝負を演じた。

全日本の所属レスラーたちがリングを囲み、飲み友だちでもあった渕正信(64)が、リング上で遺影を抱き、追悼の10カウントをささげた。渕は「プライベートでもよく飲みにいった。意外とシャイな男だった。全日本では、テリー、ドリーのファンク兄弟に続く次世代の外国人スター選手として馬場さんが期待していた選手だった。自分とも年が近いので、本当に残念だし悲しいよ」としみじみと話していた。