ボクシングの中量級で世界的に活躍してきた元東洋太平洋ウエルター級王者亀海喜寛(35=帝拳)が現役引退を発表した。6日に自身のSNSを更新し、「ボクシング引退しました」と記した。8月17日に米国で行われたスーパーウエルター級10回戦で、グレグ・ベンデティ(米国)に0-3の判定で敗れたのが最後の試合だった。

昨年8月、「日本史上最大の挑戦」となった元4階級制覇王者ミゲル・コットとWBO世界同級王座決定戦を戦った。世界の超ビッグネーム相手に奮闘したが、世界初挑戦で惜しくもベルトには届かなかった。「まだ俺のパフォーマンスはスパーでは向上していましたが、試合のリングでは最後の2戦は何故かわかりませんが序盤で上腕二頭筋に力が入らなくなり、以前のようにパワーパンチを最後まで打ち続ける事が出来なかったです」と明かした。

亀海は1982年(昭57)11月12日、札幌市生まれ。札幌商3年で全国高校総体ライト級、帝京大4年の全日本選手権ライトウエルター級を制し、05年にプロ転向した。10年に日本スーパーライト級、13年に東洋太平洋ウエルター級王座を獲得した。

11年10月に米ラスベガスで米国リングに上がったのを契機に、主戦場を米国にし、世界の中量級戦線で渡り合ってきた。異色のキャリアを築きながら、ベルトまであと1歩に迫った。8月のベンデティ戦が米国での10試合目だった。

「いつの間にか目指していた海外で戦えたのは最高におもしろかったし、本当に色々ありましたが…まずは健康に引退出来て良かったです。ファンの皆さん、スポンサーの皆様、サポートしてくれた方々、友人の皆さん、家族、本当に沢山の声援&応援、今まで本当に有り難う御座いました!」と感謝の言葉をつづった。