脳振とうによる一時現役引退から今年4月に現役復帰したばかりの元GMで元WWE世界ヘビー級王者のダニエル・ブライアン(37)がWWEヘビー級王座を奪取した。

急きょメイン戦で決まった同王者AJスタイルズへの挑戦。白熱の攻防を展開し、フェノメナルフォーアームをレフェリーに誤爆した王者の隙を突き、まさかの急所攻撃を繰り出した。続けてニープラスでダメージを負ったAJスタイルズに追撃し、3カウントを奪取。WWE王者ベルトを抱えて見つめるブライアンは人格が変わってしまったのか、ヒールのように倒れ込んだAJスタイルズの顔面を何度も踏みつけて不敵な笑みを浮かべた。これで18日のPPV大会サバイバー・シリーズ(米ロサンゼルス)では新王者としてWWEユニバーサル王者ブロック・レスナーと王者対決に臨むことになった。

ブライアンは、この日のオープニングでWWEヘビー級王者AJスタイルズと、WWEユニバーサル王者ブロック・レスナーの代理人ポール・ヘイマンの言い争いの中で、自らの名前が出てきた直後にリングイン。「オレの名を出したら顔面を殴る」と宣言し、そのまま王者と乱闘。関係者の制止は収まったかにみえたが、再びバックステージでも殴り合いが続いたため、シェイン・マクマホンコミッショナーの裁定で、急きょ王座挑戦が決まった。