US王者中邑真輔(38)が防衛戦のゴング前に挑戦者をKOに追い込み、観客から大ブーイングを浴びた。

挑戦者の元US王者ルセフがリングに上がり、Tシャツを脱ぎ捨てようとした時、中邑は背後から後頭部にキンシャサをたたき込んだ。入場時のジャケット、USベルトを着けたまま、倒れ込んだルセフにストンピングを連発。すると立ち上がった挑戦者に2度目のキンシャサを決め、場外まで吹き飛ばした。

レフェリー2人の制止も振り切った中邑は、場外で3度目のキンシャサ。動けなくなったルセフの姿を不敵な笑みでみつめていると、満員の観客から一斉にブーイングが起こった。そんなスタンドからの猛批判も意に介さず、“防衛成功”したUSベルトを高々と掲げ、存分にヒールっぷりをみせつけた。