逸材とレインメーカーの初合体が、まさかの“失神共演”に終わった。

IWGPヘビー級王座を巡る紆余(うよ)曲折などでライバル関係にあった両雄、棚橋弘至とオカダ・カズチカが初タッグと結成。KUSHIDAを交えた6人タッグ戦で、ジェイ・ホワイト、バッドラック・ファレ、石森太二組と激突した。

開始直後の2人でのエルボーアタック、ドラゴンスクリューの共演などで場内を沸かしたが、試合はKUSHIDAが石森に3カウントを奪われた後、2人ともホワイトの必殺ブレードランナーの餌食になってリングに横たわった。

対角線で死闘を繰り広げてきた2人は、9月以降に互いを救済する場面があり、急速に接近した。この日が初コンビだったが、まさかの失態に。オカダは若手に肩を支えられて無言、棚橋は「もっと華々しくいきたかったね…」と無念さをにじませた。