ボクシングの12年ロンドンオリンピック(五輪)バンタム級銅メダルで東洋太平洋フェザー級王者の清水聡(32=大橋)が「ホワイトスネーク」効果で4度目の防衛を成功させる。3日に同級6位上原拓哉(23=アポロ)とのV4戦(東京・後楽園ホール)を備え、2日には東京・文京区の日本ボクシングコミッションで前日計量に臨んだ。上原とともに57・1キロでパスした後にはにんにく入りのスッポンスープを飲み干し「ギンギンのダイヤモンドレフト(清水の愛称)になります」と安堵(あんど)の笑みを浮かべた。

8月に3度目の防衛成功後にシンガポール訪問した際、清水は幸運を呼ぶとされるホワイトスネークを首に巻いてきたという。「もともとヘビが夢に出てくることもあったし、ヘビに追われる夢を見たりして。縁起がいいと聞いています」と個人的にも親近感を持っている。大事な験担ぎとルーティンを終え、清水は心身ともに万全な状態だ。