ボクシングの前日本ユース・フェザー級王者溜田剛士(25=大橋)が3日、東京・後楽園ホールで東洋太平洋スーパーバンタム級3位丸田陽七太(21=森岡)とのフェザー級10回戦に臨む。

2日には都内の日本ボクシングコミッションで計量に臨み、56・9キロの丸田に対して57・0キロでクリアした。身長で177センチの丸田とは11センチ低い166センチの溜田だが「身長差は最初から分かっていたこと。自分のボクシングを貫くだけだと思っています」との意気込みを示した。

故郷となる長野・上田市から父有企さんら13人が会場にかけつける。試合後には必ず上田市に戻ってリフレッシュしている溜田は現在、WBOアジア太平洋フェザー級7位、日本同級12位で5連続KO勝利中。勝てば上位躍進への大きなステップとなるだけに「1発で終わらせられば。勝って来年の正月、上田へ戻ります」と気持ちのボルテージを上げていた。