世界ボクシング評議会(WBC)は7日(日本時間8日)、1日のWBC世界ヘビー級タイトルマッチで引き分けた王者デオンテイ・ワイルダー(米国)-元3団体統一王者タイソン・フューリー(英国)の即再戦の指令を出した。

無敗対決となった同王座戦はワイルダーが9回と最終12回に2度ダウンを奪ったものの、パンチをかわされて攻め込まれたシーンもあって三者三様の判定で引き分け。両者とも「勝ったのは俺。再戦で勝ってみせる」と主張していた。ドローながらも8度目の防衛に成功したワイルダーは次戦で3団体王者アンソニー・ジョシュア(英国)との統一戦が見込まれていたが、完全決着戦を優先することになる。

WBCマウリシオ・スレイマン会長は「ワイルダーとフューリーが素晴らしい戦いをしたこと、試合後の模範的なスポーツマンシップをもう1度、祝福したい。WBCはダイレクトリマッチが認められたことを喜んでいる」とコメントした。