ボクシング世界ライト級2団体王座統一戦の計量が、7日に米ニューヨークで行われた。WBA王者ワシル・ロマチェンコ(30=ウクライナ)は60・9キロ、WBO王者ホセ・ペドラサ(29=プエルトリコ)が60・8キロで、いずれもリミット61・2キロ以下でクリアした。試合は8日にマジソン・スクエア・ガーデンのルル・シアターでゴングとなる。

ロマチェンコは五輪連覇後にプロ転向し、世界最速の3戦目で世界王座に就いた。今年5月にはホルヘ・リナレス(帝拳)を下して3階級制覇に成功。右肩の手術を受け、7カ月ぶりの試合の初防衛戦での統一戦となる。

ロマチェンコは「肩は問題ない。彼はいつも防御して相手のミスを待つ。スタイルは面白くない」と圧倒するつもり。来年にはWBC&IBF王者マイキー・ガルシア(30=米国)との4団体統一を狙っている。ペドロサは8月に2階級制覇しての初防衛戦。現代の最高傑作でハイテクのロマチェンコに、スナイパーと呼ばれるペドラサが番狂わせできるか。