前夜のK-1ライト級世界最強決定トーナメントで優勝した林健太(24)が9日、大阪市内で会見し、卜部功也(28)の持つ同級のベルト奪取を誓った。

エディオンアリーナ大阪で行われた「K-1 WGP 2018」(日刊スポーツ新聞社後援)での、ワンデートーナメントを制した林。1回戦のニコラス・ギャフィー(22=スペイン)戦こそ、2-1の判定辛勝だったが、その後は2連続KO勝ちした。

準決勝では、自身が昨年KO負けしたゴンナパー・ウィラサクレック(25=タイ)を、1回戦でKOした篠原悠人(20)を1回2分31秒に仕留めると、決勝では大沢文也(27)から1回にダウンを取られながら、2、3回に各2度のダウンを奪って、逆転した。

この日の会見では「(地元の)関西でめっちゃいいとこ見せられてうれしい。周りの皆が”加古川の誇りや”と言ってくれて鼻が高い」と笑った。

卜部功とおなじK-1 GYM SAGAMI-ONO KRESTの所属。タイトルマッチが実現すれば、同門対決となるが、林は全く気にしていない。「僕は仕事の都合で(神奈川県)綾瀬のフライスカイジムで練習することが多く、功也君とはあまりいっしょに練習しない。だから、同門という気はない。がっつり挑戦したい」とやる気満々。卜部功とは前夜の優勝後「じゃ、3月」とグータッチも交わした。

最前線に一気に躍り出た林の勢いをテクニシャンの卜部功が止められるか。注目が集まりそうだ。