ボクシングWBAスーパー、WBC世界ミドル級王者サウル・アルバレス(28=メキシコ)が15日(日本時間16日)、米ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで3階級制覇に挑む。

2団体のミドル級王座を保持したまま、1階級上となるWBA世界スーパーミドル級王者ロッキー・フィールディング(31=英国)に挑戦する注目マッチを前に、14日(同15日)には同地で前日計量が開催された。

アルバレスは167・4ポンド(約75・93キロ)、2度目の防衛戦となるフィールディングも167・6ポンド(76・02キロ)でクリアした。

今年9月、39戦無敗の2団体統一王者だったゲンナジー・ゴロフキン(37=カザフスタン)を判定で下し、一躍、トップスターの地位を確固たるものにした。動画配信サービスDAZNとは、11試合で3億6500万ドル(約401億5000万円円)という大型契約を結んだ。

注目を浴びる中、防衛戦ではなく、3階級制覇への挑戦を選択。1階級上のフィールディングとは身長で12センチ差がある。体格面で劣るものの、アルバレスは「これはチャレンジだが、自分はチャレンジが好きだし、それは幸せなこと」と挑戦者魂を燃やしている。

フィールディングに勝てば、同時に2階級の世界王者となる。「この試合に勝ちたい。勝って再び自分の階級(ミドル級)に戻る。ミドル級でも、スーパーミドル級でも、うまく体重を合わせることができるが、未来については…まあ見てみましょう。今は土曜日の試合に100%集中している」と口にしていた。