ライト級8位アル・アイアンキンタ(31)がメインイベントで開催されたランカー対決を制した。同級4位ケビン・リー(26=ともに米国)と5分5回で激突。フルラウンドの末、3-0(48-47、48-47、49-46)の判定勝利を収めた。

序盤はリーの重圧に押されながらも、3回中盤からアイアキンタが主導権を握り始めた。最終5回終盤には残るパワーを振り絞った連打を浴びせて追い詰め、フィニッシュ寸前のパフォーマンスを発揮した。「なんて試合だ! 今日の試合に挑むにあたって、あいつがタフなのは分かっていた。今回の試合に向けてたくさんの準備をしてきたし、それができた時はUFCの誰をも倒せると思っている」と自信を示した。

「この階級で俺はタフなファイターだ」と自負するアイアンキンタが19年に見据えるのは、もちろんUFCライト級のベルト。「19年末にはオレがUFCライト級チャンピオンになっているはずだ」と27戦無敗の現ライト級王者ハビブ・ヌルマゴメドフ(30=ロシア)に挑戦状をたたきつけた。一方で試合後、判定結果に納得がいかない様子だったリーも「言葉にならない。序盤3つのラウンドは取ったと思ったし…。こんなにも言葉が出てこないのは初めてだ…」と口にしつつ、最終的には「いい試合だったと思う。感謝している」と落ち着いていた。