同級5位井上拓真(23=大橋)が3-0の判定で同級2位タサーナ・サラパット(25=タイ)を下して世界王座を奪取し、約400万円のロレックス製高級時計とハイオクガソリンをゲットした。

所属ジムの大橋秀行会長(53)、WBA世界バンタム級王者の兄尚弥(25)、父真吾トレーナー(47)が3人で一緒に資金を出し合い、プレゼントされる予定だ。井上拓のリクエストでセレクトされた高級時計で、同会長は「年明けに購入したい。外国製の自動車が買える金額だから」と奮発したことを明かした。

世界戦準備で祝えなかった25日のクリスマス、26日の井上拓の23歳の誕生日、そして王座奪取を合わせたトリプル祝いの時計となる。また井上尚が年末の表彰の副賞としてゲットしたハイオクガソリン1年分も父真吾氏の意向もあり、井上拓が手にするという。兄弟世界王者となった「ご褒美」も大きかった。