08年北京五輪柔道男子100キロ超級金メダリストで総合格闘家の石井慧(32)が31日、賞金総額1000万ドル(約11億円)とされる総合格闘技イベントのプロフェッショナル・ファイターズ・リーグ(PFL)に参戦することを表明した。18年から本格スタートした6階級で争われるリーグ戦形式の興行で、代表を務める元K-1戦士のレイ・セフォー氏から直接、オファーが届いていたという。石井は「今年の秋頃から話をいただいていました。セフォー氏にはデビュー当時からずっと気にかけてもらっています。年末だけどもウニヒピリ(内なる自分)」と年末ギリギリに契約できたことを歓迎した。

来年にヘビー級優勝者が決まった後、石井の試合が正式に決まる見通し。PFLはケージ(金網)マッチのため「ケージでボクは世界トップクラスだと思う。まず19年はケガ、病気をしない、事故を起こさないことが大切です。それさえなければ、ボクが1番になれる自信がある」と力強く宣言した。またPFL初戦は5月以降となるため「参戦前にPFLサイドに許可をもらい、1試合は挟みたいと思っています」との見通しも口にした。