WWEクルーザー級ブランドとなる205 Live大会は10日、WWEネットワークで配信され、ヒデオ・イタミ(37)が、27日(日本時間28日)のPPV大会ロイヤルランブル(米フェニックス)での4WAY形式クルーザー級王座挑戦権を獲得した。

次期挑戦者決定戦で前王者セドリック・アレクサンダー(29)と対戦。ゴング開始から激しいキックをたたき込むと、フランケンシュタイナー、ドロップキックと軽快な動きで攻め込まれた。場外戦の攻防では味方セコンドのアリーヤ・デバリにはレフェリーの死角からクローズライン(ラリアット)を打ち込むサポートを受けた。

背中への強烈なローキックなども連発したイタミはアレクサンダーの波状攻撃を耐え抜き、場外でトペ・コンヒーロを浴びると、負けじとエプロンから場外へのファルコンアローを成功させてダメージを与えた。裏拳でコーナーに追い込むと、串刺しドロップキックを決め、最後は飛龍裸絞めの体勢から強烈なヒザを打ち込んで3カウントを奪取。昨年7月の同級王座戦で敗れていた前王者へのリベンジに成功すると、デバリとともにガッツポーズをつくった。

これで27日に控える19年最初のPPV大会で、イタミは戸沢陽(33)、カリスト(32)とともに、王者バディ・マーフィー(30)に挑戦することが決定。バックステージで試合視察していたマーフィーは挑戦者決定にうなずき、王者の余裕をみせるように拍手を送っていた。