ボクシングWBA世界ウエルター級王者マニー・パッキャオ(フィリピン)が16日、米ラスベガスで40歳になって初試合の通算70戦目に向けて記者会見した。19日に同地で、元4階級制覇王者エイドリアン・ブローナー(29=米国)と初防衛戦を迎える。

昨年7月に14戦ぶりのKOで王座奪取し、今回は3年ぶりに米国での試合となる。フレディ・ローチ・トレーナーとのコンビも1年ぶりに復活しての一戦。「年齢はただの数字にすぎない。前回ノックアウトして若いころを思い出した。米国に戻ってこれたのもうれしい。前に出て攻める」と、自信を見せた。フロイド・メイウェザーとの再戦話も浮上しているが、ブローナーは「みんなオレのことを忘れている。勝ってパッキャオと飲みに行く」と豪語した。

前座ではWBC世界バンタム級王座決定戦も組まれている。同級1位ノルダイン・ウバリ(32=フランス)と同級3位ラウシー・ウォーレン(31=米国)との対戦。この勝者に昨年末に暫定王座を獲得した井上拓真(23=大橋)が王座統一戦となる。ともに五輪出場したサウスポー対決も注目される。