昨年に続き、2回目の開催となった「K-1 AWARDS 2018」は1日、都内のホテルで開かれ、現スーパーフェザー級王者武尊(27)が年間最優秀選手賞を初受賞した。

昨年3月に同級王座決定トーナメントで優勝し、史上初の3階級制覇を成し遂げた。昨年12月には皇治との防衛戦も制するなど、5戦全勝3KOの成績を残した。

初開催の昨年は武居由樹に譲っていたMVPの称号。プレゼンターとして登場した元K-1MAX世界王者魔裟斗氏から目録などを手渡された武尊は「昨年、この賞を逃してから来年は必ずとれるように意識して1年間やってきた。2年目で取れてうれしいです。トーナメントであったり、話題の試合だったり、自分の中でやり切った1年でした」と有言実行の獲得に安堵(あんど)の笑みを浮かべた。

3月10日、さいたまスーパーアリーナで開催される年間最大の興行となるケーズフェスタ2大会では、ムエタイのラジャダムナンスタジアム・フェザー級王者ヨーキッサダー・ユッタチョンブリー(タイ)と対戦する。「2019年の初大会。K-1代表として必ず勝って、K-1最強を証明したいと思います」と力強く宣言していた。【藤中栄二】