同級1位中谷潤人(21=M.T)がデビュー18連勝(13KO)で新王者になった。同級2位望月直樹(25=横浜光)を初回から圧倒して、レフェリーストップで7回23秒TKO勝ちした。

初回からワンツーなどを打ち込んで相手をぐらつかせた。終始展開は変わらなかったが、タフな相手に時間が勝った。7回に連打するとレフェリーが止めた。「早く倒したかったが、期待に応えようと強いパンチを打ちすぎた」。まずは反省も「打たれ強い相手で、いい経験になった。結果としていい終わり方になった」と笑み。

全日本新人王、初代ユース、日本王座挑戦者決定戦を経て、初の挑戦で王座獲得となった。18戦目も確実に階段を上ってきた。「ここまで長かったが、日本人として誇りのベルト。知らない人でも日本王者なら分かるのでうれしい」と素直に喜んだ。

すでに4団体で世界ランク入りしている。「いつでも世界ができるように準備していきたい」と、世界挑戦を見据える。今回も大みそかに渡米し、1月15日まで恒例の米ロサンゼルスでスパーリング合宿に行った。「正月らしいことをしてないので、雑煮でも食べたい」。ちょっとだけ休んで、大きな最終目標を目指す。