2018年のボクシング年間表彰式が8日、都内の東京ドームホテルで行われ、WBO世界スーパーフェザー級王者伊藤雅雪(28=伴流)が初の殊勲賞を受賞した。

昨年7月に、米国でディアス(プエルトリコ)を倒し、世界王座を獲得。凱旋(がいせん)試合となった大みそかの初防衛戦でも7回TKOで勝利した。特にテレビ放送された年末の試合は見ている人が多く、子どもが通う幼稚園でも反響があったという。伊藤は「自分の人生が変わった1年だった。スタートラインに立ったので、ここから今年どこまでいけるか」とさらなる活躍を見据えた。

5月末に米国で2度目の防衛戦をやるプランが浮上しており、近日中に本格始動する予定。「1戦1戦命がけで戦っていくだけ。ポジションを確立させたい」と世界にアピールしていく。