約10カ月ぶりの試合に臨んだ王者レイ・バルガス(28=メキシコ)が挑戦者フランクリン・マンサニージャ(30=ベネズエラ)に3-0で判定勝利し、4度目の防衛を果たした。2回に左フックをくらいダウンを喫したが、その後は懐に突っ込んでくる相手をいなし、長いリーチの利で有効打を重ねた。

バルガスは昨年肩を負傷。そのため同11月に暫定王者決定戦が行われ、亀田和毅(27=協栄)がアビゲイル・メディナ(スペイン)を倒し、暫定王者となった。亀田は「この試合が終わったらWBCから指令が来ると思う。目の前で見たい」とバルガスとの統一戦を見据えて、現地で観戦した。