プロボクシング東洋太平洋スーパーバンタム級王者勅使河原弘晶(28=輪島スポーツ)が「圧倒的なスター性をみせる」とバレンタインの「ザ・勅使河原劇場」を予告した。

13日、都内で行われた入口裕貴(21=エスペランサ)との初防衛戦の前日計量に、バレンタインにちなんだチョコレート柄トランクスで登場。リミットの55・3キロでクリアした。昨年10月に階級を1つあげ、グレン・サミンギット(フィリピン)との王座決定戦で勝利。WBOアジアパシフィック・バンタム級王座に続くアジア2階級制覇を達成した。減量苦がなくなっただけに「めちゃくちゃ調子がいい」と語り、「すべての面で相手より上回っている。あすは僕のスター性を見てもらえれば」と揺るがぬ自信を口にした。

まず「次の相手を倒すだけ」と目の前の一戦に集中するが、その先には世界王者、さらにスターになるという夢もある。「魔裟斗さんのように、子どもたちにも憧れられるような、ギラギラした選手になっていきたい」。勝って「リングの上からチョコを投げます」と、とことん観客を楽しませるつもりだ。