今月2日に1年2カ月ぶりの再起戦を飾った前日本スーパーフェザー級王者尾川堅一(31=帝拳)が14日、東京・新宿区の所属ジムで本格的な練習を再開した。

シャドーボクシングなどのジムワークで1時間強のトレーニングを消化。偶然のバッティングで負った右目上のカットも「縫うほどではなかった」と明かし「1年以上ぶりの試合だったので疲労が大きかったです。3~4日はゆっくりしました。まあ2週間弱は少し早いぐらいですけど、今年は勝負だと思っていますので」と緊張感を持って動きだした。

17年12月の世界戦で起こった薬物陽性反応から1年間の資格停止処分を経て、リング復帰できた喜びがある。「モチベーションは高くもっているし、どの試合でも全力で臨みたいと思っています」とキッパリ。時期は未定ながらも次戦に向けて「大きい試合が決まればいけますし、いつでもやれる準備はしていきたいと思っています」と気持ちを引き締めていた。