元クルーザー級王者戸沢陽(33)が王座返り咲きに失敗した。同級王者バディ・マーフィーに挑戦。17年8月以来の王座再獲得を目指して闘志むき出しの戸沢はスープレックスからシャイニング・ウィザードを仕掛けた。さらにコーナートップから雪崩式フランケンシュタイナーで投げ飛ばしたが2カウントで返された。

勢いに乗って打撃技の攻防からトペ・スイシーダ2発を成功させ、ロープに倒れ込んだ王者にダイビング・セントーンを決めた。必勝パターンに持ち込んでフォールを狙ったものの、これも3カウントを奪うことができなかった。押していたはずだったが、王者必殺のマーフィーズ・ロウを浴びて無念のフォール負け。善戦むなしく、約1年6カ月ぶりの王座獲得を逃した。

これで1月のPPV大会ロイヤルランブルでの4WAY形式王座戦に続き、PPV2大会連続での王座挑戦でベルト奪取できなかった。またも王者マーフィーに屈した戸沢は「負けてしまいました。でも、クルーザー級のベルトを取るという夢は絶対にあきらめない」と再起を誓っていた。