元ヘビー級王者ケイン・ヴェラスケス(36=米国)が2年半ぶりの復帰戦で秒殺された。

メインイベントのヘビー級5分5回で、同級3位フランシス・ガヌー(32=カメルーン)と対戦したが、開始から26秒、左フックを浴びた際に左ヒザから崩れ落ちた。レフェリーストップによるTKO負けとなってしまった。

オクタゴンでぼうぜんとしていたヴェラスケスは試合後、米メディアにひざに力が入らなくなったことを明かし「私はまだ燃えている。証明することがたくさんある」と現役続行に強い意欲をみせた。過去2度、ヘビー級王座を戴冠したヴェラスケスは王座在位日数は歴代1位の1281日間をマークした。16年7月のUFC200大会でトラヴィス・ブラウンを打ち破って以降、首、背中、右ひざ半月板、肩の負傷など故障の連続で長期欠場を余儀なくされていた。今回が2年半ぶり、満を持してのオクタゴン復帰とされていた。