WBC世界ライトフライ級王者拳四朗(27=BMB)が20日、地元京都市のリーガロイヤルホテル京都で5連続防衛の祝勝会に出席。今年の目標に「V8」と「露出度アップ」を掲げた。

昨年12月30日のV5戦はトリプル世界戦の1試合でもあり、全国中継の登場は「ほんの数秒のダイジェスト」(安道光二後援会長)のみ。拳四朗もあいさつで「そこは本当に悔しい」と残念がった。

実力、実績とかけ離れた知名度の低さが、拳四朗の悩みだ。熱望するバラエティー番組出演も、V5戦後「何もないっすよ」と苦笑い。業界ではWBA同級王者京口との統一戦がささやかれ始めたが「今やっても盛り上がらんでしょ?」とこぼした。

ボクシングの全国中継がダブル、トリプル世界戦-に定番化した今、大きな話題のない王者が有名になるには、やはり勝つしかない。

「今年は3試合やって、8連続防衛。それが1番の目標です。テレビは『ジャンクSPORTS』に出たいです」。2月に入り、練習を再開。“全国区の世界王者”を目指し、連続防衛更新に励んでいく。