K-1ウエルター級王者の久保優太(31=K-1ジム五反田チームキングス)が23日、都内の所属ジムで3月10日、年間最大の祭典となるケーズフェスタ2大会(さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナ)に向けて練習を公開した。

約2週間後に迫った城戸康裕(36=谷山ジム)との2度目の防衛戦を控え「この時期は(追い込んで)調子が良くない」と言いつつも、力強いサンドバッグ打ちを披露した。

階級は違っていたものの、お互いに旧K-1で活躍し、同じ昭和生まれ世代となる。しかし次期挑戦者に日本人戦無敗を誇るジョーダン・ピケオー(オランダ)を意識していたこともあり「(城戸への)モチベーションはゼロです」と笑う久保は「ベルトを守る、ケーズフェスタ、さいたまスーパーアリーナの多くの観客の前で戦うことがモチベーションです」と独特な表現で意気込みを示した。

昨年3月のケーズフェスタ1大会でメルシック・バダザリアン(アルメニア)を判定で下して初防衛に成功した後、交通事故のアクシデントに見舞われ、実に1年ぶりの試合となる。久保のV2戦は12試合目に組まれ、日本-世界・7対7の対抗戦直前。「(第1部のプレリミナリーファイトに続く)第2部のメインなので責任がのしかかってきますね」と気を引き締めていた。