K-1スーパー・フェザー級王者の武尊(27)が28日、神奈川県内で3月10日に開催する「ケイズフェスタ2」(さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナ)に向けた練習を公開し、ミット打ちを披露するなど仕上がりの良さを見せた。

対戦相手の現役ムエタイ王者ヨーキッサダー・ユッタチョンブリー(タイ)の戦績は、150戦108勝38敗4分け。タフな相手で1度もKO負けはないと話しているが、「倒れたことない選手を倒す。これ以上のモチベーションはない」と真っ向勝負を挑むつもりだ。

1月上旬から2週間の米国合宿でムエタイ対策も練ってきた。「空手、MMA、ボクシングなどいろんな格闘技のいいところを融合して戦いたい」と話す。K-1対ムエタイの図式にも「そこは自分の中で良い意味でプレッシャーになっている。そのプレッシャーがパワーに変わる」と気持ちを高める。

同日には、対戦を熱望してきた那須川天心(20)らが出場するキックボクシングイベントも行われるが、「自分の興行を最高の大会にすることだけです」とまったく意に介さない。K-1のプライドを守り、最強を証明する。