ニュージャパン杯1回戦で、飯伏幸太(36)が内藤哲也(36)との再注目カードを制し、2回戦に進出した。

1月4日の東京ドーム大会オスプレイ戦で脳振とうを起こし、8日の後楽園大会で約2カ月ぶりに復帰。感覚が戻らない不安を口にしていた通り、病み上がりの頭部、特に首を内藤にしつこく攻められた。だが、激戦を楽しむように笑みを浮かべると、反撃へ。内藤得意のディスティーノをこらえ、逆にハイキックを見舞う。そこにコーナーからボマイェで内藤に膝を突き刺す。勝利を確信したように両手を広げ、タイガードライバー91で内藤をマットに突き刺し、さらに強烈なカミゴェで20分38秒の激闘を制した。

リングでは「2019年から新しい飯伏幸太を見せます。このまま優勝するぞ」と力強く宣言した。

田口隆祐、棚橋弘至、ザック・セイバーJrも16日の後楽園大会での2回戦に進んだ。