プロレスリング・ノアのGHCヘビー級王者清宮海斗(23)が11日、都内の事務所で3度目の防衛からの一夜明け会見を行った。清宮は10日の横浜文化体育館大会で、丸藤正道と対戦。30分を超す死闘の末、防衛を果たした。オーナーが変わったノアは、10日の大会から団体のロゴと、三沢光晴以来の団体の代名詞といえるマットの色を、緑から白・黒に変更。新たな船出となった大会で、団体の顔としての実力を証明した。清宮は「今までやってきた中で最大の大一番。何としても負けられない試合に挑んで、会場の声援に背中を押されて何とか勝つことができました」と話した。これまでノアのアイコンとして活躍してきた大先輩の丸藤を退けたことには「試合を通して丸藤さんの存在の大きさをあらためて感じた」。新体制のスタートに、団体を引っ張る立場になったことに「新しいノアが始まった。強い気持ちを持ってリードしていきたい」と決意を語った。前日の試合後には、拳王との共闘を宣言。「新しいノアの景色をつくっていくために、ボク1人ではなく大きい力が必用だった。拳王とは何度も戦い、あの人の力が必用だと感じた。まずは、グローバル・タッグリーグ(4月開催)に2人で出て優勝して、ノアのトップに立つ。その後はもちろん、タッグ王座にも挑戦する」と、新たな戦いを宣言した。