「K-1 WGP 2019 ケイズフェスタ2」(10日、さいたまスーパーアリーナ、日刊スポーツ新聞社後援)に出場した皇治(29)が11日、都内で会見し、ファンに約束したKOができなかったことを、改めて反省した。

大会の企画「日本VS世界7対7」でヤン・サイコ(23=ドイツ)と対戦、KOを狙うあまり、パンチが大きくなり、3-0のフルマークではあったものの、判定勝ちに終わった。

会見の冒頭、皇治は「いやー反省してますよ。初めて結構へこんだ。あのへんてこりんは倒さなあかん」と苦笑い。「倒そうとし過ぎて(腕を)回しすぎた。(練習で)やってきたことを何ひとつ出されへんかった」と頭をかいた。

それでも、質問の話が大阪大会に及ぶと舌好調。「武尊くんが勝つと間接的に(昨年12月に善戦した)俺の株が上がる。だから今はあいつを育てている」と独自の理論を披露した。それゆえ、8月24日のエディオンアリーナ大阪大会では、武尊との再戦は考えていないようで、「俺はトークショーでいいんじゃない?」とけむに巻いた。

それでも、格闘技界を盛り上げたい気持ちは人一倍。最後は「みんながビックリするようなカードをやりたい」と話し、ファンに期待を持たせていた。