王者田中恒成(23=畑中)がフライ級で初防衛に成功した。元WBA&IBFライトフライ級統一王者の挑戦者田口良一(32=ワタナベ)を3-0の大差判定で退けた。

田口は試合終了のゴング後は、田中とレフェリーにもたれかかった。「もう動けなかった」。控室では頭痛と吐き気を訴えた。13年に日本王座防衛戦で井上尚弥に負けて以来のことという。完敗を示していた。

元々スロースターターで、昨年の王座陥落時も追い上げが及ばなかった。初回から積極的に攻め、3回には右フックで腰を落とさせたが、この回も反撃を浴びた。手は出しても有効打に差があり、何度ものけ反らされた。「気持ちは負けなかったが、中盤はフィジカルで押されてのまれた。強かった」と王者の実力を認めた。

国内3人目となる陥落後の再起戦で2階級制覇はならず。3年越しで実現した決戦で打ち合い「今後はどうしようかなと。成長は見せられ、もったいない気もする」と進退は明言せず。渡辺会長は「やることはやった。今後の人生も考え、本人次第」とした。引退後は麺類の飲食店経営という人生プランを持っている。