IBF世界ライトフライ級3位小西伶弥(25=真正)が5月19日に神戸ポートピアホテルで同級王座フェリックス・アルバラード(30=ニカラグア)に挑戦することが28日、発表された。昨年3月のWBA同級王座決定戦は同じニカラグアのカニサレスに0-3で判定負けして以来2度目の世界戦になる。小西はこの日、神戸市内で会見。「こんな僕にこんなに早くチャンスを与えてくれて本当に感謝です。何が何でも、次はないぐらいの気持ちで絶対に勝ちます」と必勝を宣言した。

前回の世界初挑戦では「ガムシャラさが足りず、結果的に負けた」と反省。今回は「気持ちで負けない」「単発でなく、たたみかける攻め」を徹底する方針だ。気持ちを強く持つには、体力が必要だ。2月末からはじめて、今週末まで続ける予定の走り込みは月~金曜が砂浜、土曜日は坂道で行っている。ともに20、30メートルから100メートル超のダッシュを短・中・長の距離で、約1時間かけて消化する。

王者アルバラードは36戦34勝(30KO)2敗のハードパンチャー。「ほんまもんの“どファイター”です」と小西。13年大みそかに当時WBAライトフライ級王座の井岡一翔に0-3判定負けしているが「当時と全然違う感じ。最初からガツガツ来るし、ちょっと別人です」と警戒。来週には東京遠征し、WBAライトフライ級スーパー王者京口紘人らとスパーリングを行い、決戦に備える。