メインの世界ライト級タイトル戦で、青木真也(35)が因縁の相手に雪辱を果たし、2年4カ月ぶりにベルトを取り戻した。

王者エドゥアルド・フォラヤン(フィリピン)に挑戦し。1回2分34秒、肩固めでTKO勝ちした。「35歳になって好きなことやって、1人になって格闘技をやって、お前らうらやましいだろ! 明日からも、こうやってコツコツ生きていくんだよ」と叫び、集まったファンを沸かせた。

16年11月にV3を阻まれた相手。序盤から左ミドルキックでリズムを作りペースを握ると、タックルからテークダウンを奪うと、最後は肩固めで、王者を沈めた。

日本での総合の試合は、15年12月のRIZINで桜庭和志と対戦して以来だったが、日本初開催の大会の最後という大役をきっちりとこなし、王座に返り咲いた。「日本開催が決まってから責任感と忠義だけでやってきた。今は安堵(あんど)感、ホッとしている」と振り返った。さらに、「次の試合をやりたいなと。次は若い選手とやりたい」と早くも視線はその先をみていた。