元新日本プロレスのIWGPジュニアヘビー級王者KUSHIDAがWWEで鮮烈デビューを飾った。WWE傘下NXTに所属となったKUSHIDAのNXTデビュー戦が2日、WWEネットワークで配信された。米フロリダ州ウインターパーク・フルセイル大学で4月10日に収録されたNXT大会で、ノアに参戦経験のあるカシアス・オーノとシングル戦で対戦した。

大声援を受けながら登場したKUSHIDAは新日本時代と同じリングネームで、バック・トゥ・ザ・フューチャーをモチーフとしたコスチュームで登場。大型のオーノとの体格差に苦しみながらもドロップキックやスタンディング式月面水爆で攻め込んだ。オーノから顔面へのビッグブーツ2発も浴び、さらに「お前の所属場所はここじゃない」と罵声を受けながら強烈なフェースバスターやカウンターパンチを食らって劣勢となった。

パンチには拳で応戦。KUSHIDAはマサヒロ・タナカで殴り返し、最後は必殺技ホバーボードロックで絞めあげ、オーノからギブアップ勝ちした。NXTデビュー戦を勝利で飾ったKUSHIDAは「初めてのNXTの試合が終わりました。俺は培ってきた、日本で培ってきた日本のプロレス。それを武器にしてここで腹を据えて闘っていきます。死ぬ気でがんばります」と新たな出発に気合を入れ直していた。

★WWEジャパンからリリースされたKUSHIDAのコメント

「初めてのNXTの試合が終わりました。甘く見てた訳ではないけど、この結果。ちょっと甘く見てたかもしれない。けれども、俺は培ってきた、日本で培ってきた日本のプロレス。それを武器にしてここで腹を据えて闘っていきますので皆さん是非。距離的には遠く離れているかもしれませんけど、間近にいるような活躍を海の向こうに届けますのでしっかりとチェックしてください。死ぬ気でがんばります。OK! See you later! Bye!」