グローバルタッグリーグ優勝決定戦でリーグ2位杉浦貴(48)、KAZMA SAKAMOTO(36)組が、同1位でGHCタッグ王者の「AXIZ」こと中嶋勝彦(31)、潮崎豪(37)組を破り優勝した。

杉浦は潮崎の逆水平と中嶋のキックの同時攻撃を浴びるなど苦戦したが、最後はキックした中嶋の足をつかんでアンクルホールドに持ち込み、しめ上げてギブアップを奪った。

杉浦は王者組に「そのベルトをかけてもう1回やろうよ」とタイトル戦を要求。さらにGHCヘビー級王者清宮海斗にも「この前の後楽園で俺にぶざまに落とされて負けたよな。分かってるよな?」と挑発。その上で「2つとももらいにいく」とタッグ、シングルの2冠挑戦を表明した。

1つ前のセミの試合後には拳王、小峠ら会社への反体制派が新ユニット「金剛(こんごう)」を結成。“会社の犬”にならないと表明した。それを受けて杉浦は試合後、あえて「俺は会社の犬だ」と宣言した。

「なんでか分かるか?このノアがなければ、俺はここで理想のプロレスができない。ノアがなければみんなこうやって集まってくれない。だから、俺は犬でもなんでもなってやるよ。ノアのために」

旗揚げの00年からノアのマットに上がってきた杉浦の熱い言葉に、満員の後楽園ホールが沸いた。