WBAスーパー、WBC世界ミドル級王者サウル・アルバレス(28=メキシコ)が3団体統一王者となった。

IBF世界同級王者ダニエル・ジェイコブス(32=米国)との3団体王座統一戦に臨み、3-0の判定勝ちを収めた。両者ともにダウンがなく、ジャッジ2人が2ポイント差という判定内容に、アルバレスは「彼とは難しい試合になると分かっていたが、正しい戦い方をした。神に感謝したい」と口にした。ジェイコブスが左右に構えをスイッチすることもあり、慎重なファイトをしたようにもみえたが「彼のスタイルをみて私たちは考えて仕事をした。たくさんの技術もみせ、パンチを見せた。全体的に美しい試合をしたと思う。非常に満足している」とも話した。

次戦について「最大の課題を探している。それが私の望むすべて」とビッグマッチを希望。試合視察していた元3団体統一王者ゲンナジー・ゴロフキン(37=カザフスタン)との3度目対決について問われ「私にとっては完結していること。しかしみんなが望んでいるなら対戦するつもり。再び彼を殴るのみ」と説明。またメキシコ人初となる4団体統一王者を目指し、WBO同級王者デミトリアス・アンドラーデ(31=米国)との統一戦のプランもあり「戦うために生まれた。誰とでも戦うつもり」と自信を示していた。