18日(日本時間19日早朝)に英グラスゴーでワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)準決勝を控えるWBA世界バンタム級王者井上尚弥(26=大橋)が15日、同地のホテルで最後の公式会見に臨んだ。

IBF世界同級王者エマヌエル・ロドリゲス(26=プエルトリコ)との同席会見となった。昨年10月の米国視察以来の再会。IBF王者を横目に、井上は「もちろんKOを狙っています。もちろんロドリゲスは素晴らしい選手ですが、KOチャンスをつかみたいと思います」と力強く宣言した。

世界戦に臨んだ数は井上が多いものの、アマ試合数はロドリゲスの方が多い。年齢、過去のプロ戦績、ボクシングスタイルも似ている。井上自らも認める過去最強の相手となり「IBFチャンピオンとしてロドリゲスの実力を評価しています。周りの予想、オッズのようだとは思っていないです」と警戒。18日のWBSS準決勝に向け「リングに上がって感じるものがあると思う。リングに上がってから(対策を)考えていきたい」と口にした。