ボクシングのIBF世界ライトフライ級3位小西伶弥(25=真正)が18日、世界同級タイトルマッチ(19日)の試合会場となる神戸ポートピアホテルで前日計量に臨んだ。

リミット48・9キロを100グラム下回る48・8キロで体重計に乗り、王者フェリックス・アルバラード(30=ニカラグア)も300グラム下回る48・6キロ。両者ともに、一発でクリアとなった。

今回、小西は過去に世界王者の内山高志らを指導した経験を持つ土居進トレーナーと「食べながら落とす」減量法に取り組んだという。最初は不安があったというが、この日午前7時からバナナ3本を食す余裕ぶりだったといい「体調万全。いい状態でもってこられている」。充実した表情を見せながら「いつも通り、この後は母のオムライスを食べます」と翌日の決戦を見据えた。

13年大みそかはWBA世界同級タイトルマッチで井岡一翔に判定負けした王者アルバラードも、仕上がりは順調な様子。挑戦者に自ら握手を求める紳士的な振る舞いを見せながら「十分なトレーニングを積んできた。勝つ自信は十分にある」と言い切った。