天心が、試合前に敵の心をへし折った!?

キックボクシング界の神童こと那須川天心(20)が24日、RIZIN16大会(6月2日、神戸ワールド記念ホール)に向け、千葉・松戸市内の所属ジムでの練習を公開した。対戦直前に逃げたISKAフリースタイル世界フェザー級王者アメッド・フェラージ(フランス)に対し「やめちまえ」と怒りをあらわにした。

公式発表はまだだが、フェラージは今週初めに那須川との対戦を恐れ、急きょ欠場を申し込んできたという。敵前逃亡に、那須川は21日、ツイッターで「舐めんなよ」とつぶやいた。この日も「同じ格闘家と思いたくない。なんでやっているのかな」と痛烈批判。RIZINによれば現在別の対戦相手を調整中で、週明けにも発表するという。

一方で、18日に英国で行われたボクシングWBSSの井上尚弥の試合を見て大きな刺激を受けたという。「悔しかった。差をつけられている。負けていられない」。ジャンルを超えた異次元の強さを示した井上に嫉妬した。「自分は、強くなりたい。それしか考えていない」。強化中のオーバー気味なパンチ練習を披露。相手未定でも前に進む。【高場泉穂】