モンスターはパヤノを応援! ボクシングWBA・IBF世界バンタム級王者井上尚弥(26=大橋)は、ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)1回戦で対戦したフアンカルロス・パヤノ(プエルトリコ)が7月20日、米ネバダ州ラスベガスで元WBC世界バンタム級王者で現同級1位ルイス・ネリ(メキシコ)と対戦することに言及した。

出席していたIBF総会の開催地マカオから2日夜に帰国。パヤノ-ネリ戦が決まったことを受け「パヤノを全力で応援します」と口にした。

パヤノとは昨年7月、ロシアで行われたWBSS組み合わせ抽選会で初めて対面した。同10月の対戦で70秒KOで下した際にも、常に紳士的な対応を受け、好感を持っている。一方のネリは元WBC世界同級王者山中慎介との2試合で薬物違反、体重超過とルールを守らず、日本ボクシングコミッションから無期限資格停止処分を受けた。ネリとは直接的な交流がない井上は、拳を交えたパヤノの健闘を祈っているようだった。

また今年12月、東京での開催が予定される第32回WBO総会への出席にも前向きな姿勢。井上は「一番長いのはWBOのベルトなので。東京なら出たいですね」と話していた。