全日本プロレスの世界ジュニアヘビー級王者青木篤志さん(41)がバイク事故で亡くなったことが4日分かった。

青木さんは3日、午後10時半ごろ、東京都千代田区北の丸公園1の首都高速道路、三宅ジャンクションのトンネル内で事故にあった。その後搬送先の都内の病院で死去した。青木さんはカーブを曲がり切れず、事故を起こした様子。2日の神戸大会でシリーズが終わり、3日からはオフに入っていた。

青木さんは自衛隊から05年にノアに入団。10年には丸藤正道と組んでGHCジュニアヘビー級タッグ王座を獲得した。12年末にはその後全日本の社長となる秋山準らとともにノアを退団。全日本に加入。社長の秋山とともに、後進の指導にもあたり、会社を支え、ジュニアヘビー級のエースとして活躍した。

わずか2週間前の5月20日の後楽園大会で、王者岩本煌史を破り全日本のジュニアヘビー級王座になったばかりだった。若手の台頭の中、再び王座に返り咲いた青木さんは「また、オレが中心になってやるしかない」と熱く決意を語っていた。