吉田実代(31=EBISU K,S BOX)が新王者となった。

ケーシー・モートン(35=米国)と王座を争い、左ボディー攻撃で主導権を握り、右アッパーなどの有効打で攻め続けた。ジャッジ2人がフルマークを付ける3-0の判定で圧勝。東洋太平洋女子、日本女子バンタム級王座も保持する吉田が、男女を通じて令和初の新王者となった。これで吉田の通算戦績は13勝1敗となった。

モートンが再戦を願った。序盤から吉田の圧力に屈し、下がったところでパンチを浴びて判定で敗れた。距離を取って戦う自分の形に持ち込めず、「相手の作戦をさせてしまったのは私の責任」と反省した。それでも、「どのパンチも効かなかった。ポイントを取るパンチ」と話し、「やれるならもう1度やりたい」と話した。